三阪歯科医院

あかちゃん・こども歯科

第43回『寺子屋歯っぴー塾』を開催しました。

4月15日(土)に第43回寺子屋歯っぴー塾を開催しました。30数名の参加を頂きました。

今回は外部講師はいなくて1時間目は院長より「要介護にならないための大人のフレイル・オーラルフレイル予防講座」のタイトルで講義がありそれに続いて実習を行いました。最初に院長が3月末に行ったしまなみ海道サイクリングの話で始まり、フレイルは誰にも訪れる老いについての概念であり、①健康と要介護の中間の状態 ②対応次第で健康状態に戻れる段階 ③身体と心と社会性と密接に関連と3つのポイントが指摘されました。

生活習慣病(メタボ)予防とフレイル予防は別物です。お口の機能低下などにより、低栄養(タンパク質、野菜類の不足)により筋肉減弱(サルコペニア)から歩行障害、活動度低下(ロコモティブシンドローム)に陥り要介護状態へとつながります。フレイル予防には口からしっかり栄養をとり、適度な運動、筋肉トレーニング、友人と食事したり、趣味の会、ボランティア活動参加など社会との繋がりを持つことが重要です。継続できそうなことを皆さん自身の目線で見つけようと締めくくりました。今回参加の皆様はフレイル簡易チェックではほとんど問題なく。前記のフレイル予防が日常的になされているようです。

続いて実習です。過去3回講義と実習した武友先生のフレイル予防基本体操を行いました。その後、口笛、風船、吹き戻し(ストロングピロピロ)、舌打ち、ガムトレーニング、ペットボトルエクササイズ、で口輪筋、舌の強化、腹式呼吸習得など遊び感覚で皆さんしっかり練習をしました。フレイル予防のコツは継続してコツコツやることです。

風船を膨らませるトレーニン



2時間目は小原副院長からの講義と実習です。今回は『姿勢とお口の関係』『3歳から6歳にできること』についての内容でした。

姿勢と口は互いに影響し合っていて、両方からのアプローチがお口の発達には有効である点、3歳から6歳はお口の発達を促すトレーニングが有効である点についての講義がありました。

その後、当院で導入したお口と姿勢のトレーニングプログラム「SHISEI BOX」の紹介と

お口と姿勢のトレーニングの実習をしました。

姿勢のトレーニン


子どものお口の機能発達を促すトレーニングと高齢期の機能維持トレーニングには共通する部分も多いです。ぜひご家族で取り組んでください。

次回、第44回寺子屋歯っぴー塾は5月20日です。皆様お馴染みの古代真琴さんをお招きしトークライブショーを行います。ご参加のほどよろしくお願いいたします。

寺子屋歯っぴー塾』年間予定