三阪歯科医院

あかちゃん・こども歯科

第38回寺子屋歯っぴー塾開催

早いもので2014年6月に始めた寺子屋歯っぴー塾も今回で38回を数え、10月29日(土)に開催しました。25名の参加を頂きました。途中コロナ禍もあり中断も余儀なくされた時もありました。が今年度はあと2回を含め8回開催することになります。

さて今回は、1時間目に一般大衆誌週刊ポストや健康情報誌TARZANに掲載されていた歯周病について院長より講義がありました。

まずは歯周病の3Sについて① Social disease(成人の80%以上が罹患している疾患 国民病であること)② Silent disease(静かに自覚症状が無いまま進行する疾患しかし治療しているのは6%弱である)③ Self controllable disease(自分自身で改善できる疾患)

歯周病の原因と段階に応じた治療法について雑誌の記事に応じて話を進めていきました。

最後に歯周病と全身の疾患の関係について、動画を交えながら説明がありました。セルフコントロールと定期的な歯科健診を通して全身の健康増進を図り健康寿命の延伸、ひいては医療費の削減と国民皆保険制度の維持まで含め歯科の役割はとても重要になっています。できるだけ早く手を打つことで解消出来ることが多くあります。

院長の講義

2時間目は「口から始めるフレイル予防」と言うタイトルで当院の和田紫央里さんより講義とタオルを使った実践予防教室を行いました。超高齢社会となった日本では体の虚弱化(フレイル)により要介護への道に行く人が年々多くなっています。その前段階にオーラルフレイル(口の機能の衰え)が有り炭水化物主体の食事が多くなり、たんぱく質や野菜類が少なく低栄養となり筋力の低下(サルコペニア)を生じ運動機能低下(ロコモティブシンドローム)となり要介護状態へとなっていきますと講義で話しました。その後、タオルを使った体操を行いました。その中で認知症予防の要素も含まれた、少し頭も使った体操も行いました。参加者のみなさまも熱心に体操をされ良い運動になったようです。

タオルを使った体操

次回の39回寺子屋は11月26日(土)14時より外部講師を招き講演があります。40回寺子屋は皆さんご存知、古代真琴さんを楽しいトークライブショウを行います。皆様のご参加をお待ちしています。